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イメージ画像:プロの指導で若手社員のスキルを高める「テクニカルライティング講座」導入事例 プロの指導で若手社員のスキルを高める「テクニカルライティング講座」導入事例[1]株式会社 大神さま

メール、日報、レポート。人に伝えるために文書を作るという行為は、ビジネスに欠かせないコミュニケーションの手段です。
当社は、ビジネス文書作成の講義と演習を通じて、すぐに使えるテクニックとずっと生かせる考え方を学べる、「テクニカルライティング講座」を提供しています。経験豊富なテクニカルライターが講師を務めるこの講座は、これまで日立グループ会社をはじめとする25社以上の企業に採用いただき、5,000名以上の方に受講いただいています(2021年6月現在)。
今回は、「テクニカルライティング講座」を導入いただいた株式会社 大神の総務ご担当者さまに、講師を担当した花田が、導入の決め手や講座の印象、社内教育に対する思いなどを伺いました。

導入の決め手は「演習の回数」「プロの指導」「信頼感」

Q
このたびは当社の講座を導入いただき、ありがとうございました。さっそくですが、導入のきっかけを伺ってもよろしいでしょうか?

株式会社 大神 総務ご担当者さま
株式会社 大神 総務ご担当者さま

A
2019年に、私が神奈川県生産性本部の「ビジネス文章力アップ講座*」を受講したことがきっかけです。講座では、座学で理論の説明をするだけでなく、その理論を使って実際に文章を直す演習もあり、この演習がスキルアップにすごく効果的だと感じました。
せっかくの講座も、教わりっぱなしで使ってみる機会がないと身につかないので、アウトプットはとても大事ですよね。これまでいくつか他社の講座も受講したことがあるのですが、インプットだけでアウトプットの機会がない、というものもありました。ビジネス文章力アップ講座は、演習……アウトプットの回数が多い印象でした。
* 神奈川県生産性本部が主催するオープン講座(年2回開催)。テクニカルライティング講座と同じ内容で、講座名を変えて当社社員が講師を務める。
Q
ありがとうございます。ほかに当社をお選びいただいた理由はありますか?
A
講師が文章のプロフェッショナルということですね。今回の講座の受講者は、入社1年目、2年目の社員です。学校を卒業していきなり「社会人としての文章」を求められても、大半の社員はビジネス文書に触れる経験すらしていないため、そう簡単には書けません。社内の者が書き方を教えられたら良いのですが、なかなか手が回らないこともありまして……。若手社員だからこそ、プロの方に基礎から教えていただいたほうが良いだろうと考えました。
御社が日立グループの会社であるという信頼感も理由のひとつでした。「期日・約束をしっかりと守り、プロジェクトを最後まで完遂してくれるだろう」という点は、教育サービスに限らず重視しています。

実務に即した講座に向けたカスタマイズ

Q
2021年4月22日に、入社1年目(新入社員)、2年目の社員、合計10名の方に講座を受講いただきました。受講された方の感想はいかがでしたか?
A
受講生からは「ビジネス文書は複雑な印象だが、整理して説明していただけて、分かりやすかった」「今まで気にしていなかったポイントに気付けた」「テキストがまとまっていて、分かりやすい。読み返したい」といった感想を聞いています。受講時間もちょうどよかったようです。

実施したビジネス文書力アップ講座のタイムスケジュール

Q
今回は、仕上げ演習として受講報告書を作成していただきましたが……実際の業務では、章立てがあるような長い文書を作る必要性が低いのでは、という印象を受けました。次回、講座を開催する際は、短文や段落を改善するような演習を増やした方がよいかもしれません。
A
おっしゃるとおり、わたしたちは、長い文書よりも、取引先や上司宛てにメールや短いレポートを作成する機会が多いですね。実務に即した講座になるよう、検討いただけると幸いです。よろしくお願いします。

フィードバックが成長を促す

Q
これからの社内教育への思いをお聞かせください。
A
冒頭にもお話しましたが、「教わりっぱなし」になってしまうのはとても残念です。講座で教わったことを実践する機会を設けることが重要だと考えます。講座の受講から少し間をあけて……例えば報告書を作成して提出してもらう、という取り組みをやってみてもよいかもしれません。
これからは、報告書を提出してもらったらそれでおしまいではなく、その後のケアも考えていきたい。教わって、実践して、「できるようになりましたね」「ここをもう少し強化しましょう」といったフィードバックを受ける――この一連の流れが人を成長させると思っています。
Q
継続的なフォローアップの教育が必要ということですね。例えば通信講座で、課題の提出とフィードバックを月に1回。これを繰り返すという方法で、当社がお手伝いできるかもしれません。

文章作成トレーニングの通信講座の流れ(案)

A
ありがとうございます。ご相談させてください。
あとは、入社1、2年目の社員だけでなく、もう少しキャリアを積んだ社員にも、学ぶ機会を提供したいと考えています。社内に、さきほどの話で言うところのフィードバックができる人間を増やしたいのです。指導者が効果的に仕事を教えて、新入社員がそれを吸収し、できるようになる。すると、教える側も教わる側も、相乗効果でもっとやりがいが出てくるはずです。社員は日々の業務で忙しいとは思うのですが、教育という機会に少しだけ立ち止まり、自分にできることはないか、いま一度見つめ直してもらえると、可能性が広がるはずです。
Q
宣伝になってしまって恐縮ですが、当社で「技術文書の指導ポイント講座」も提供しています。「文章を指導する」というテーマに絞っているため、「教える側の立場」でのスキルが身につく講座です。
A
「教える側」の教育もあるのですね。知りませんでした!
たくさんの企業がある中で当社に入社してくれた人たちに、生き生きと働いて、現場で活躍してもらいたい。そのために私たちが取り組むべきことを今、整理しているところです。いざ何か研修を導入しようにも、研修って本当にたくさんあって、選ぶのが大変なんです……。いろいろとご相談させていただけると助かります。
Q
ぜひお手伝いさせてください! 本日はありがとうございました。
A
ありがとうございました。

株式会社 大神

所在地 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部2-9-20
設立 1969年4月1日
従業員数 144人(2023年1月現在)
事業内容 給排水空調総合設備工事、建築・土木工事、水道施設工事、ビル・マンション管理
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